みんとん部!

平成元年生まれ中心の都内バドミントンサークル「みんとん部」の活動をベースに「バドをより楽しむヒント」を紹介していきます!

【練習】サーブしない味方の動き方について

ダブルスのサーブの戦略について触れました。しかし、知ってるだけでは試合では使えません。バドミントンの成長段階でいう、知っていると意識すればできるの壁ですね。

 

そこでこんな練習を考えました。

 

目的:サーブに合わせた初動を身につける

必要な人数:3人

利用コート:1面

 

2対1のダブルス形式で2人側がサーブを打ちます。

それを1人側が返球し、サーブを打ってない人が返す。ここまでを1セットとし、10回繰り返します。

 

このベースに制限を加えていきます。

まず、サーブはショートとロングを交互に打ちます。

また、ショートサーブはクリアで返球、ロングはスマッシュで返すという制限も加えます。

さらに狙う際はサーブを売っていない人を狙うようにします。

 

これにで、必然的にサーブ直後の初動を繰り返し練習することができます。

ぜひお試しあれ。

バドミントンの成長段階

人は日々、何かを学びながら生きています。

学び、行動様式が変わること人は成長と呼びます。この成長にも段階があり「成長の五段階」などと呼ばれます。

諸説ありますが、こんな感じですかね。

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これをバドミントン版に書き換えるならこんな感じ。

 

知らない

知ってる

意識すればできる

無意識にできる(習慣化)

人に教えられる

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知っていると意識すればできるの間に大きな壁があります。この壁を乗り越えるためには反復練習しかありません。地道が近道。

 

しかし、意外に上手くデザインされた練習が少ないんですよね。

物の本に乗ってる多くの練習はいわゆるダンベル型の練習で「瞬発力を高める」とか「コントロールを高めるとか」です。スキー板型の練習「新しい動きを覚える」練習が少ない。

 

みんとん部ではそういった練習をあまり時間を割けない学校の授業向けや、社会人サークル向けに開発していければと思います。

 

サーブしない味方の動き方について

ダブルスにおけるショートサーブとロングサーブではには戦略的意味が違うことを述べました。
この戦略をより効果的にするためには、サーブしない味方の動きが重要になります。


ショートサーブ(攻めのサーブ)を打った場合、セオリーでは、サーブ後にトップアンドバックの陣形になります。
ロングサーブ(守りのサーブ)では、サーブ後にサイドバイサイドになります。


サインを出し、素早くこの形を作ることで安定して返球をすることができます。


なぜでしょうか?
ショートサーブに対する相手の対応は、ヘアピンかハイクリアです。それに素早く対応すべくトップアンドバックの陣形になるのです。
また、ロングサーブはスマッシュで対応されることが多いため、サイドバイサイドになり守りを固めるのです。


この動き方はそこまで難しくありません。
初心者はまず、この動きができるようになってみてはいかがでしょうか?

バドミントンにもサインプレーがあります。

野球でピッチャーとキャッチャーがサインで球種を決めるように。


バレーのセッターがサインでトスの上げ方を支持するように。

 

プレーの前にあらかじめ明確な意図を味方にだけ伝える行為=サインが、バドミントンにもあります。

バドミントンの場合はしばしばダブルスのサーブ時にサインが用いられます。サーバーが味方に対してロングサーブを打つのか、ショートサーブを打つのかをサインで伝えます。

サインの出し方には個人差や地域差がありますので、ここで具体的なサインの出し方を紹介するとともにみんとんスタンダードとしてサインを決めてしまいと思います。

ショートサーブを打つ際は背中で親指を立てます。

ロングサーブの際は背中で人差し指を立てましょう。

 

味方からだけ見えて、敵からは見え無い感じで。


短い親指がショート、
長い親指がロング。


ね? 簡単でしょ?

2種類のサーブの戦略的な打ち分け

バドミントンにも技術戦略があります。


電車でいうと切符を買う技術や改札を通る技術があっても目的地には辿り着けません。どのルートを通れば良いかの計画(戦略)が必要です。

 

サーブの戦略を考えてみましょう。

サーブには大きく分けて2種類あります。ショートサーブロングサーブです。

ネットスレスレを通り、前方のサービスラインギリギリに落ちるように打つのがショートサーブ。
高く大きく打ち上げ後ろのサービスラインギリギリに落とすのがロングサーブ。

戦略的にみると、ショートサーブが攻めのサーブ
ロングサーブが守りのサーブと言えます。

ショートサーブを打たれた場合、相手はシャトルを上げざるおえません。上がったシャトルに対して我々はスマッシュなどでさらに攻めることができます。
一方、ロングサーブの場合、相手はそのサーブをスマッシュ等で返すことができます。我々はそのスマッシュのカウンターを狙います。

 

自分の得意なサーブ、味方の得意な球種、相手の苦手な球種や、試合の中でこれまで自分の打ったサーブの割合などを考慮しながら打つべきサーブを決めましょう。

備えよ常に。いつ何時、どのサーブでも打てるように日々のサーブ練習が欠かせないのは言わずもがな。

ノックの基本的なやり方 【みんとん部スタンダード】

バドミントンの練習の1つにノックというものがあります。
野球でも「千本ノック」などありますがあれと同じです。ノッカーが球を出し、練習者が返球をする。周りでサポーターがノックの補助をする。基本的な構成は変わりません。


その中で球の出し方や、打つ球種動き方に制限をかけたり工夫をしたりすることで練習をデザインしていくわけです。


今回は、バドミントンのノックの基本動作を解説したいと思います。
ノックの作法にも地域差があるのでみんとん部スタンダードを紹介します。
まず、ノックに必要な役割の解説です。


ノッカー
練習者に対して球を出す役です。基本的にはラケットを用いて球を打ち出すことが多いですが、練習によっては投げてシャトルを出すこともあります。
練習者に合わせて打つ間隔をかえたり、的確な位置に球を飛ばしたりとすべきことは多く、ノッカーの技術力が練習の質に影響を与えます。


サポーター① 渡す役
ノッカーにシャトルを渡します。ノッカーのそばでかつ、練習者に背を向けて待機をします。2つずつ、図のようにシャトルを持ちノッカーの親指と人差し指の間に添えるように渡します。


サポーター② 球拾い役
練習者の足元に落ちたシャトルを素早くコート外に出す役です。ノックにおいては落ちているシャトルを踏んで足を挫くのが最も強い怪我です。これを未然に防ぎます。
また、何球打ったかのカウントも球拾い役がやります。


サポーター③ 球集め役
渡し役に球を集めます。モップなどで一気に集めたりもしたなぁ。


サポーター④ ガイド役
練習者とダブルスを組み、自分もノッカーからのシャトルを打ち返す。ダブルスの動き方の練習などの際は、ガイド役が返球を調整し、練習の効果を高める。


これらの役割に支えられて、ノックは上手くいくのです。


その上で
⑴どこに球を出すか
⑵どのように打ち返すか
⑶どのように動くか
 を設定します。


例えば「シングルスでネット際に落とす練習」であれば
⑴シングルスコート内にランダム
⑵必ずサービスラインより手前に落ちるように返す
⑶打った後センターに戻る
のように設定します。


そして、15球1セットなどと量を決めて実施します。
みんとん部でやる際は「打ち返せたものを1球と数える」「その上で15球1セット」とやることが多いです。空振りはノーカン


ノックはきつく辛いというイメージがありますが、目的を持って量を適切に決めれば実践に近い環境で反復練習が可能な素晴らしい練習です。


ぜひ、取り入れてみてください!

練習試合相手を募集中です! (2017年7月現在)

現在、練習試合をしてくださる団体を探しております。

下記、条件に当てはまる団体様で興味があればご連絡をいただければ幸いです。

 

■サークル在籍メンバーの平均年齢が28歳程度

■社会人になってからバドミントンを始めた方が多い

 

よろしくお願いいたします。